令和8年9月6日、戸越八幡神社にて「星新一先生 生誕百年祭」を斎行いたしました。 星新一先生は、昭和20年、18歳の頃に御家族で戸越へ移り住まれ、その後66歳まで戸越にお住まいになり、1000編を超える作品のほとんどを、この戸越の地で執筆されたといわれています。 また、星先生は戸越八幡神社にもよくお越しになっていたとのご縁から、星先生の生誕100年という節目にあたり、御家族・御親族をはじめ、星先生ゆかりの皆様をお迎えし、百年祭を斎行する運びとなりました。 当日は、星新一先生の次女であり、星ライブラリ代表の星マリナ様をはじめ、御家族・御親族、戸越ゆかりの皆様にご参列いただき、星先生との思い出や戸越でのエピソードなどを語り合う、和やかなひとときとなりました。 ーーー 日本SFの歴史と品川 星新一先生が暮らした戸越は、日本SFの歴史を語るうえでも大変ゆかりの深い土地です。 昭和31年、戸越に住んでいた星新一先生は、当時五反田にあった日本空飛ぶ円盤研究会の会員となり、そこで武蔵小山の小山台高校で数学を教えていた柴野拓美氏と出会われました。 柴野氏から「一緒にSFの同人誌をつくりませんか」と声をかけられたことをきっかけに、日本初のSF同人誌ともいわれる「宇宙塵」が誕生しました。 「宇宙塵」からは多くのSF作家が生まれ、日本のSF文化が大きく発展していきました。 星新一先生をはじめ、日本SFの発展に大きな影響を与えた方々とゆかりの深い品川区は、日本SFの発祥の地でもあります。 日本SFの歴史を未来へ 現在、星新一先生をはじめとする日本SFの貴重な資料を後世に残し、国内外の方々にその歴史と魅力を伝えていくため、SFミュージアム財団による「日本SFミュージアム」構想が進められています。 本日の生誕百年祭には、小松左京先生の元マネージャーの乙部順子さん、品川区議会議員のおぎのあやか様、筒井ようすけ様にもご列席いただき、星新一先生と戸越、そして品川と日本SFのこれまでの歩みを振り返るとともに、未来へつなぐ新たなご縁をいただく機会となりました。 星新一先生が長く暮らし、数多くの作品を生み出された戸越の地から、先生の作品と日本SFの歴史がこれからも多くの方々に受け継がれていくことを願っております。 星新一先生、生誕百年。 その歩みを偲び、未来へつなぐ一日となりました。…